免疫力アップでウイルスに負けないカラダづくりを!
腸内細菌の善玉優位に
腸には500~1000種類と言われる100兆個もの腸内細菌が住んでいます。ヒトの腸内細菌は、善玉の菌と悪玉の菌、日和見菌と、大きく分けて3グループで構成されています。
善玉菌は乳酸や酢酸などを作り、腸内を酸性にすることによって、悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、食中毒菌や病原菌による感染の予防や、発がん性をもつ腐敗産物の産生を抑制してくれます。
また善玉菌の体を構成する物質には、体の免疫力を高める効果もあるとされています。そのため善玉菌を優位にしてあげることにより、免疫力を高めることが出来ます。
善玉菌を増やす食品
- 玄米
- 食物繊維:海藻やキノコ類(多くのミネラルやマグネシウムが含まれる)
- 発酵食品:味噌、納豆、チーズ
- 緑黄色野菜:ピーマン、ブロッコリー、パセリ
身体の代謝向上
平均的な基礎体温は36~37℃と言われています。しかし、平均体温が36℃未満の方も中にはみられます。
体温が1℃低下することにより代謝が12%、免疫が30%も低下するとも言われています。ですから平均体温の向上が免疫力に大きく関わります。
代謝を上げ、平均体温を36℃未満にならないよう努めることが重要になります。そのために代謝向上には血液の流れをよくすることが不可欠です。
慢性的な肩こり、腰痛、冷えなど抱えている方は血流が悪くなっているため症状の改善をし、身体全体の代謝を上げましょう。
手軽にできる代謝向上方法
- 適度な運動
- ストレッチ
- 水分補給
- 入浴
自律神経を整える
自律神経とは自分の意志では調節できない生命維持に重要な働きをするものです。交感神経と副交感神経の2系統で成り立っています。
交感神経が覚醒時、副交感神経が安静時に働いています。日頃から常時ストレスを抱えていると交感神経緊張状態が続き身体が覚醒状態から抜けられなくなります。その結果、不眠を起こしてしまいます。
睡眠は免疫力を高めたり、維持したりとても重要なものなので、不眠を引き起こすと著しく免疫が低下してしまいます。
不眠解消についてはこちらの記事をご参考ください!
不眠症を改善する5つの効果的な対策!原因を取り除いて快適な毎日を
副交感神経は身体を休める方向に働くので、交感神経優位になる事の無いようバランスを保たせることが大切になります。
ストレス発散方法は人さまざまですが、運動や何か好きな趣味に没頭してみてもいいかもしれませんね。
免疫と鍼治療の関係
上記で説明した免疫力を高める内容として鍼治療を継続的に行う事により代謝向上、自律神経の整えが可能です。
鍼を身体に刺すことにより、筋肉の緊張をゆるめ、刺入周辺の血管を拡張し代謝を高めることが出来ます。
また鍼を刺すことにより、自律神経を整え、副交感神経が優位になるため交感神経緊張状態を防ぎ、免疫向上に重要な睡眠の改善にもつながります。